「コスチュームジュエリーアワード2022」特別奨励賞/ブティック社賞を受賞

「音のきらめき」制作話


今年、もう一つのコンテストに応募しました。

「コスチュームジュエリーアワード2022」で、こちらも初めての出品でした。

(2年ごとに開催されているようです。)


テーマは、「身につけた人を美しく引き立てるジュエリー」


3部門あり、その中で「地域の美を表現したコスチュームジュエリー部門」に応募しました。


テーマが、「地域の美」と言うことで、私の住んでいる地域では、毎年盛大に音楽祭が開催されていて、演奏に因んで「音の美しさ」を表現した作品です。

 

作品タイトル 「音のきらめき」

素材:スワロフスキークリスタル、丸小ビーズ、アーティスティックワイヤー、チェーン、留め金具

使用テクニック:めがね留め、テグス編み、ジュエリーテクニック



この作品は、ショパンの「ピアノソナタOp.58第4楽章」からイメージし、制作しました。


私がこの曲を初めて聞いたのは、中学生の時でした。

最初の力強い音が衝撃的で、一気に(目ではなく⁈)耳が釘付けに!

それ以来、憧れの曲になりました。


余談ですが、昨年11月にショパン国際コンクールが開催され、ピアニストの反田恭平さんが見事に第2位に入賞されました。ほんとに素晴らしかった!👏 
コンクールは、YouTubeでライブをできる限り視聴していて、他の日本人の皆さんもとても素晴らしい演奏で、感動!感動!でした。
ショパンのピアノソナタOp.58は、ショパンコンクールで必ず演奏される曲でもあります。

良かったら、聴いてみてくださいね。


さて、作品の説明に戻ります。


そんな、憧れの曲の印象は大人になっても変わらず、いつか、ショパンの曲を作品にしてみたいと思っていました。

今年、やっと作ることができました。


私にとって、ショパンの音色は、透明な水色で、もろいガラスのような危うさもありながら、とてもキラキラしていて美しい~そんイメージです。

ショパンの音を表現するのにどの素材で作るかを考えたとき、スワロフスキークリスタルの輝きがぴったりだと思いました。スワロフスキークリスタルだけで作ろう!と即決でした。


チョーカー部分は最初の力強い提示部分を、大きめのスワロフスキークリスタルで表現。

その後から始まる主題が音色を変えながら演奏される様を、スワロフスキーとビーズ(テグス編み)で表現。フィナーレに向かって加速する音の輝きと、最後は音が光となって降り注ぐ様を、スワロフスキーのフリンジで表現しました。


そんな、思い入れのある作品で、「特別奨励賞/ブティック社賞」とをいただけて夢みたい!でした。とても光栄でした。


来年の1月に「コスチュームジュエリーアワード2022」受賞者展示会があり、私の作品も展示されます。 

2023年1月26日から29日まで、横浜赤レンガ倉庫 1号館2Fにて 


Atelier Skatt

ビーズのアクセサリーから、天然石のジュエリーまで幅広く制作しております。

0コメント

  • 1000 / 1000